健康を考えた睡眠時間は?

何時間睡眠が最も健康的で生産性が高いのでしょうか?

ある会社が日本人の睡眠時間を調べたところ、その平均時間は7時間半という結果がでました。 時間別に見ると、7時間が一番多い数字となっています。 もっと細かく見ていくと、一番短かったのは30代の7時間で、最も長かったのが70歳以上の8時間20分でした。

平均睡眠時間からみると、意外と十分な睡眠をとっているかのようにみえますが、 実は昔の人に比べると減少傾向にあるというのです。 健康にも仕事をするにも最も効率的な睡眠時間というのは、個々の年齢や体の状態、生活スタイルなどからもバラバラです。 自分に適した睡眠時間を模索するのであれば、まずは最も多くの人が実践している7時間を目安に設定するといいです。 そこから前後左右して、最も状態も良く起きれる時間を探し出すと、効率よく見つけることが出来ます。

ちなみに、アメリカでおこなわれた睡眠に関する実験・調査では、 7時間の睡眠をとっている人は8時間の寝る人よりも寿命が長くなる…といった結果がでたそうです。 8時間たっぷりと睡眠をとっている人の方がより健康そうに思えるのですが、 実際にはそれよりも短い睡眠時間のほうが勝っている…といった結果がでたのです。 「寝すぎは体によくない」なんて事もいわれますが、まさにそれを体言したような結果といえます。 適度に睡眠をとるのが大事なのです。

ただ、別の調査期間では、7時間の睡眠をとっていると、次第に睡眠不足になることが判明しています。 しかも、8時間寝たほうが注意力や反応時間などがよくなるのだそうです。 先のアメリカの調査結果とはなにやら矛盾しているような気もしますが、8時間では病気の発症リスクが高くなるけれども、頭の回転はよくなる。 平均の7時間では睡眠不足を招いてしまう…ということなのでしょうか?

実は、睡眠時間とは、毎日同じである必要はありません。 大体、6時間半から8時間のうちがいいとされており、これより短くても長くても健康被害のリスクはたかくなるそうです。 そして、毎日一定の睡眠時間を守るのではなく、どれだけその質が良いかが大事なのです。 ですからそこに明確な数字はなく、5時間ほどで十分な人もいれば8時間近い睡眠が必要な人もいる…ということとなるのです。

体質で別れる3つの睡眠分類

個々の状態によって睡眠時間が異なるわけですが、 体質によってショートスリーパーバリュアブルスリーパーロングスリーパーに分類することができます。

ショートスリーパーとは

ショートスリーパーとは4時間や5時間といった短い睡眠時間であっても、1日を元気に過ごせる人をいいます。

バリュアブルスリーパーとは

バリュアブルスリーパーでは6〜9時間ぐらいの睡眠。

ロングスリーパーとは

そしてロングスリーパーでは9〜10時間ぐらいの睡眠時間がないと体が1日もたない…といわれています。

一般的に多いのが、バリュアブルスリーパーとなります。 人はこの3つのタイプのなかのどれかに当てはまるのですが、それを決めるのは遺伝子です。 DNAによって決められているので、それを無理に変えることができません。 ちなみに、平日は5時間といった短い睡眠時間で過ごしている人が、週末の休みにはそれ以上に寝ている… なんて場合は、ショートスリーパートはいえません。 なぜなら、本当のショートスリーパーの人は、常に5時間でほどの睡眠で足りるからです。 週末におもいっきり眠るようなことはしなくても体は元気に動くのです。

レム睡眠とノンレム睡眠

「ちょっと体がだるいな…」とか「今日はなんだか落ち込みやすい」なんて、睡眠不足は体や精神面に大きな影響を与えます。 この体と精神の状態によってどのような睡眠をとったかがわかり、それにはレム睡眠とノンレム睡眠が関係しています。

レム睡眠とノンレム睡眠とは、誰もが一度は聞いたことがある言葉。 でも、実際に詳しく知っている人はあまりいません。 波のように表示される、上の部分と下の部分…なんて漠然としたイメージを持っているぐらいではないでしょうか。 このレム睡眠とノンレム睡眠とは、一体なんなのでしょうか?

睡眠の頭についている「レム」とは、「Rapid eye movement⇒急速眼球運動」の略であり、頭文字をとってこう呼ばれています。 つまり、睡眠中に目が活発に動いている時がレム睡眠であり、動いていないときがノンレム睡眠…ということなのです。

レム睡眠中は、目だけでなく脳も活発に動いていますが、体には力が入らない状態となっています。 つまり、レム睡眠中というのは、疲れた身体を休ませるための時間帯…ということ。 逆にノンレム睡眠中は、脳が休息している状態であり、体は少し力が入らない程度に抑えられているぐらいとなっています。 つまり、ノンレム睡眠中は、脳を休ませるための時間なのですね。

このことからも、日常生活において体に疲れが残っているようなだるさを感じるのであれば、 それはレム睡眠がしっかりと取れていないということでもあります。 そして、精神的にも参りやすくなっている場合は、ノンレム睡眠がしっかりと取れていない…となります。